【好きな器を探す、旅】クリニャンクール蚤の市1

クリニャンクールの蚤の市
日本で下調べをした感じだと、ヴァンヴの蚤の市に続き
こちらもフランスでは王道であろう、蚤の市。
 
百聞は一見にしかず。
 
そんな言葉があるように
何事も本気で取り組みたいと考えるものは
とりあえず、いいことも悪いことも自分で体験してみないことには
身にならない気がして、落ち着かない。
私はそっちの方が、自分にあっていると思うし、そういう方が好きなのだ。
 
そんな理由で、やっぱり2回目もスタンダードとなりそうな王道から行ってみたい。
 
 
広い、広いクリニャンクール。
今回は、広すぎるという理由から
現地のコーディネーターさんに案内してもらうことにした。
なっちゃんとは別行動。
 
想像と違い、
立派なお家のような1軒1軒のお店が連なっているところが多かった、蚤の市。
広い、広いとは聞いていたけれど
その広くて数が多いお店たちに圧倒される。
家具を置いている店。お皿ばかりのところ。
少し高級な置物ばかり置いているお店。
いろんな種類のお店があり
基本的に、蚤の市はみんな青空のもとにやっていると思い込んでいた私には
びっくりするような光景の市場が広がっていた。
 
今日はこの広い、広い蚤の市で
どうしても買い付けたい器がある。
昨日のヴァンヴでは、見つけることができなかったのです。
私がフランスで一番買いたかったのが
オクトゴナルと花リムと呼ばれている形の器。
オクトゴナルは8角形の器のことで、花リムはお花のような形から
そのように呼ばれている器。
オクトゴナルの、シンプルな凛とした佇まいと
花リムの優しい美しさが、私は好きなのです
 
 
とりあえず、ひょこっと入ったお店で好みのシンプルな大皿を見つける。
美しい曲線の、生成り色の深皿。
こういう感じはヴァンヴではなかった。
ここになら、私の探している器があるかも!と思い
早速コーディネーターさんに私の質問を、翻訳してもらう。
 
「シンプルなオクトゴナル、花リムの器を探しているんだけど
ここのお店で取り扱っていますか?」と。
 
そうしたら、お店の主人のムムム・・・と困った顔。
あれ?何か変な質問したかなぁ・・と思いつつ
隣の店の主人も出てきて、何やら2人とコーディネーターさんで話し始めてしまった。
 
あんまりいい予感しないなぁと、話しが終わるのを待っていると
コーディネーターさんから衝撃の一言が返ってきた。
 
「お店の方が言うには、そんなシンプルな器は、
わざわざクリニャンクールでは扱わないんだよ、と言っています。」と。
 
確かに、確かに!
昨日のヴァンヴを思い返してみても
綺麗な花の絵などが装飾された器が多かったのだ。
なんていう衝撃。
口があんぐりとあいてしまいそうになる。
 
私の想像では、フランスの「蚤の市」という所に行けば
大好きなテイストの器たちが
所狭しと、それこそ、右を見ても左を見ても
ずら〜っと、並べられていると思っていた。
むしろ、装飾されている器が少ないイメージを持っていた。
その中から、より自分の好きな形の器を選べるんだと思っていた。
 
 
「君の探している器は、パリではないところにありそうだね。
クリニャンクールにも流行りがあるんだ。
シンプルな器は、昔、流行っていた時期もあるんだけど
今はそうじゃないものが流行っているんだよ。」
 
暫く呆然としていたせいか
店の主人が優しく、教えてくれた
 
 
私が欲しい器は、この旅では出会えないかもしれない。
シンプルな器が弾かれるということは
普段、シンプルなものを手に取りがちな私の感覚で
いいと思う器にたくさん出会えるのか自信がなくなってきた。
 
でも、とても大切なことを教えてもらった。
それは、ここに来なきゃ分からなかった。
 
 
不安や悔しさが頭の中をぐるぐる、と回る。
クリニャンクールでの朝一の洗礼。
 
 

ケーキコンポート
気になったけど、こちらは購入せず・・・
かなりいい値段でした。

 
大皿。印象が柔らかい器。クリニャンクールでは、廻るのに精一杯だったのか、写真が全然ない・・・

 
セレクトしようか迷っているアレ、コレ。ムッシュが全部買うなら、安くするよー!と言ってくれているところ。