【好きな器を探す、旅】シャンボール城の蚤の市2

シャンボール城に、ついた。
 
着くまでに、先ほど行った通り
列車に乗る前に、一苦労。
列車に乗ってからも、指定座席がわからなくて一苦労。
どうにも、明確じゃない書き方のチケットと列車の座席番号。
散々自分の席がわからなくて困った挙句
近くの方に、この指定席はどこ?と聞くと
私もわからないから、適当に座ってるの。
あなたも適当でいいのよ!と教えてくれた。
 
まぁ、なんていうか、日本では考えられないほど、
きっと大らかなのだ(いい加減とも言うけれど)
というか、日本ほど便利できめ細やかな国は、ない。
 
ちなみに、列車の中は
個室の部屋と日本でいう特急列車のような座席があった。
調べてみたら、個室は女性一人で入ると危険なこともあるらしいので
女性ひとりだったら、普通の座席に座ることをお勧めします。
 
 
 
そこから電車で2時間。
お目当ての駅にたどり着けた時は、小躍りしたいくらいの気持ちだった。
とりあえず、緊張が解けてお腹が減っていることに気づく。
駅構内でラテとカヌレを買う。
(そして駅構内で売っているカヌレが恐ろしいほど、
ゴムみたいな味で不味かった・・)
 
バスに乗る前にも、駅の目の前に見える街行きのバス亭に行こうとした私を
地元のおばあさんが、あなた多分向こうのほうのバスよ!と教えてくれた。
シャンボール城行きのバスは、バス停のないところに泊まっていた。
(駅を出て左の何にもない駐車場のところ。行く方がいたら参考に)
 
本当、いろんな人に助けられている。
感謝の気持ちいっぱいで、
日本では気付かぬ心のほっこりと共に、シャンボール城に降り立った。
 
 
 
 
ふかふかの芝生の上。
空を見上げたら、とてもいい天気。
目の前には、大きなお城。
そして・・・ずーっと続く蚤の市。
 
 
シャンボール城の蚤の市は、想像を遥かに超えるようなスケールだった。
家具、食器、布、ガラクタ、ブリキの何か、ぬいぐるみ・・・・
いろんなテントが、並んでいる。
一体何軒、何十軒、何百軒?あるのだろうか。
人の数も、ものすごい。
私の乗りたい帰りのバスは、16時。今日は近くの町に宿をとった。
全部回りきれるのだろうか・・・
いいもの、見逃してしまったらどうしよう・・・
もう、わたしの欲しいものはお嫁にいってしまっていたら、どうしよう。
頭の中が興奮で軽くパニックに陥る。
そのくらい、大きかった。
 
逸る気持ちを抑えて
深呼吸してから、いろんな雑念を振り払って、頭の中で作戦を立てる。
 
ふーー。
落ち着いて!わたし。
焦るときほど、落ち着いて!
なんとかなる。まだまだきっといいものも沢山眠ってる。
 
 
とりあえず、端から1軒1軒、見て回ることにした。
気になるものを見つけるのは、仕事柄たぶん早い方。
お店の雰囲気、置いてあるもの、売っている人の顔・・・
すべての情報を感覚で受け取るようにしながら
丁寧に、だけど、あんまり時間をかけすぎないように、見ていく。
 
あり。なし。うーーん、ありなのか?
お店の件数が多すぎるのと、
今回は電車移動で私しかいないので
両手に持てる器の数が限られてしまう。
厳選して、買わなければいけない。
連なるお店の途中で、ようやくお目当てにしていた
サルグミンヌの花リムの器にたどり着いた。
 
あった!
昨日のクリニャンクールで出会えないと思っていたので
予想外の発見に、いつも以上に心が躍る。
 
手にとって、太陽の光にあてる。
器を選ぶ時は、必ず手にとって光に当てる。
器を揺らして、光り方を見る。
スタンダードな気持ちのよい器。
パスタを盛り付けるのに丁度よさそうだ。
値段を聞いて、すぐに買おうと、決める。
花リムの小さい器もあったのでまとめて買おうかな?
他にもあるかな?とお店を見渡したところで
すぐ後から来た男の方が、攫っていくように小さい器の束を全部購入してしまった。
なんて早さ・・
一瞬遅れただけで、さらっと全部持って行かれてしまうのか。
蚤の市って、恐ろしい。
 
花リムのスープ皿を、お店のマダムにキープして欲しいとすぐに渡し
一瞬の遅れが、命取りなのだとわかったので
少し焦りながら、改めてお店の中を見渡す。
 
 
蚤の市のお買い物で学んだことのひとつが
ひとつのお店で沢山買って値段を下げてもらうということ。
例えば、1枚だけ買うと10ユーロのお皿でも
5枚で40ユーロ・・という形で値段交渉できるようになっているのだ。
 
幸い、ここのお店は私の好きなテイストのものが多く
花リムの器の他に、花リムのオーバル、ケーキスタンド、ケーキクーラー、かご、ココットと
好みのものが沢山見つけられた。
 
もちろん交渉は、電卓で。
マダムがとても可愛らしい方で、
「あなたと同じくらいの娘が日本に留学したことがあって、日本が大好きなの」と、
優しい笑顔で教えてくれた。
 
そして、郊外の蚤の市をひとりで行くことを想像して
今回は、秘密兵器を持ってきた。
私の中では、なんて画期的なんだろう!と威張りたくなってしまうようなもの。
フランス語を話せない人にはとってもオススメの
蚤の市に必要そうな、手作りの指差しフランス語ノートを作ったのだ。
(別に、威張るほどでもないけれど、指差し英単語帳とか1番初めに作った方は
本当にすごい!)
 
書いてある文章は、幾つかなのだけど
1買った荷物をそのまま、おかしてもらえますか?後で取りに来ます。
2高いです。もう少し下げて欲しいです。
3梱包材が欲しいです。
 
マダムには1を指して、オッケー?と聞くと
マダムは優しい笑顔で、小さなメモ帳をじーっと見て、「オフコース。」と言ってくれた。
 
うん。優しい。嬉しい。
ありがとう!と伝えて、
マダムからは「頑張って、梱包しておくから取りに来るのを、待っているわ!」と。
 
 
幸先がとってもいい。午後からの買い付けも楽しみだ!
 
 
 

駅のカヌレ屋さんがここの奥に
飲み物だけを買う方が、多分正解!
ここで買うより、駅を出たところのパン屋さんがオススメです。

シャンボール城行きのバス。
バス停のないところにあるので、行く人は参考になれば。
大きなお城の庭に、蚤の市がズラーッと何百軒もある。
とにかく圧巻!
そして、景色が最高でした。
器の他にも、いろんなものがありました。
ミニオン笑